「おはよう、ユリ」笑

「おはよう、ユリ」笑顔を返せば、ユリアスも微笑んだ。──火をおこし、簡単なスープを作り、パンと共に食す。これでパンは食べきることになる。もし昼食をとるなHKUE 傳銷ば、魔物の肉か魚が中心になるだろう。さっさと食べ終え、手早く片付けて、サキカとユリアスは歩き出した。三日目の今日でゴールにたどり着くはずだ。先頭付近にいるサキカたちは、比較的早くたどり着けるはずである。今からは速さを競う戦いになる。しばらく歩いてから、サキカはユリアスを背負った。そして昨日のように木から木へと飛び渡り、森を駆けていく。途中見かけた生徒は、走る速さに慣れ始めたユリアスが魔武器の双銃で撃ち、倒していく。一度、撃たれたら一撃で急死ぬだろう急所にユリアスが当ててしまったのが見えたが、どうやら当たる寸前でペンダントの結界が発動したらしい。胸を撫で下ろして先を急ぐ。途中、リリスの魔力を見つけたためそちらへ向かうと、彼女は何と半獣化をしていた。完全に猫のそれになった足をブーツと靴下を脱いでさらけ出し、マントも着ていない彼女は、四足歩行で走っていたのだ。予選が始まる前までは、彼女は部分獣化もできなかったはずである。「リリス!」「リリスちゃん!」木の上から声をかけると、彼女はこちらに気がついていたらしく前を向いたまま「どうかしたのかい?」と訊ねてきた。「半獣化おめでとう!」「ん」こちらをちらりと見て、リリスは笑った。 その口から鋭い犬歯が覗いている。翡翠の瞳の瞳孔が猫のように細長くなっているのが見えた。.

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