風属性や水属性の魔法で倒そうとす

風属性や水属性の魔法で倒そうとすればどうなるのか。想像するのは簡単だ。風属性魔法を放てば、キングワームの吐く毒の息が辺り一帯に蔓延する。魔法が命中すれば、体液が飛び散り、周治療 脫髮に人がいれば身体が溶かされてしまうだろう。水属性魔法も同じような理由だ。あの体液が溶け込んだ水が人にでもかかれば、全身が溶ける。それならば、その被害を被らない距離から魔法を飛ばせば良いと思うかもしれないが、術者が魔法として飛ばした魔力をコントロールできる範囲──所謂射程距離とか間合いとかと呼ばれる範囲内──に踏みいろうとすると、その前に奴は毒の息を吐く。そしてそれを多量に吸い込めば、死にはしないが全身に激痛が走り、意識が飛んだりするわけだ。ならば火属性や雷属性はどうかというと、これらはもっとまずい。加熱をするとキングワームの体液はすぐに気化する。そして、奴の吐く毒の息以上に危険な気体となって、吸い込めば一瞬であの世行きだ。それを知らずに火属性魔法でも使う者がいたらどうしていたのかと学園長──ラウに問い詰めたくなったが、試練ならばどこかで監視しているだろう。危ない行動を起こそうとすれば、ペンダントの魔法が発動するに違いない。光属性と闇属性と土属性は、場合によってはキングワームの体液を飛び散らせてしまう。闇属性の本質たる消滅の魔法を使えば問題ないが、そこまで強い魔法が使える者はここにはいないだろう。「ってことは、補助系の束縛魔法を使うか、強い闇属性魔法で消滅させるか、土属性魔法で埋めるか、……ぐらいしか方法はないのか」先輩は思い切り顔をしかめた。.

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